グリーンキーパーの仕事内容を芝の基本知識とともに解説!

私たちがラウンド中、常に心掛けなければいけないのはゴルフコースを綺麗に保つこと。

そうすることで他のプレーヤーもより快適にプレーすることができます。

しかし私たち以上にコースのメンテナンスに力を注ぐ方達がいます。

それがグリーンキーパーです。

今回はグリーンキーパーの仕事内容などをご紹介していきます。

1 グリーンキーパーとは?

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1-1 ゴルフコースをベストコンディションに保つ仕事

グリーンキーパーとは、ゴルフコースのメンテナンスや芝の管理を行う仕事をする人のこと。

別名「コース管理者」とも呼ばれています。

芝生はちょっとした状態の違いでボールのバウンド、転がり方が変化します。

プレーにも大きな影響を与えるため、「ゴルフコースのエキスパート」として責任重大の役割を担っているのです。

1-2 具体的に何をする?

グリーンキーパーの主な仕事内容は、芝全体の管理やアイアンショットの跡である「ディポット跡」を修復するための目土(芝の上に土や砂をかぶせること)やエアレーションなど。

エアレーションとはグリーンの土壌に複数の穴をあけて空気を通し、グリーンの芝生を成長させることです。

さらに害虫駆除やコース内の木々の手入れ、日々のカップ位置を決めるのもグリーンキーパーの役割。

常に季節や天候を先読みしてコースの状態を保つ仕事のため、知識と経験がとても重要な仕事なんです。

1-3 ゴルフ場だけがフィールドではない

グリーンキーパーという仕事だけで見ると、活躍するフィールドはゴルフコースだけではありません。

例えばサッカースタジアムや陸上競技場、そして学校のグラウンドなどの芝生のメンテナンスもグリーンキーパーの仕事。

競技が違えばそれに伴ってベストな芝生のコンディションも異なるため、芝に対する知識や芝の変化に対する観察力も必要なんです。

2 グリーンキーパーになる上で重要な芝の知識

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2-1 高麗芝

ゴルフ場のグリーンにも様々な種類があり、主に3つの種類の芝が使われています。

まずは高麗芝。その中でもグリーンに使用されるのは姫高麗と言われる種類で、日本芝の一種です。

高麗芝の特徴は暑さに強く寒さに弱い暖地型であるということ。

夏の暑さには強いものの冬になると枯れて茶色くなってしまいます。

そのため北海道ではほどんど使用されず、温暖な西日本から沖縄にかけて使用されています。

さらにベント芝の葉は細く硬く摩擦力が強めになるため、芝目がきついのも特徴のひとつです。

2-2 ベント芝

一方暖地型の高麗芝とは逆に寒さに強く暑さに弱い寒地型の芝として使用されているのがベント芝。

ベント芝は西洋芝の一種でベント芝の中でもさらに細かく種類が分かれています。

中でも「ベントグラス」と「ペンクロス」が日本各地で使用されています。

最近では品種改良が進み「ニューベント」と呼ばれる新種も続々と採用されているんです。

ベント芝の葉は柔らかく細めであるため傾斜通りに転がっていくのが特徴。

暑さに弱いのがデメリットでしたが、最近ではかなり品種改良がかなり進んでいます。

それはヒトが食生活の変化によって寿命が伸びているのと同様に芝生に様々な進化した薬材を与えることで、10数年前よりもはるかに暑さに強い芝生へと進化しているんです。

そのため、最近ではもっぱら高麗芝よりもベント芝を採用するゴルフ場が増えています。

2-3 バミューダ芝

高麗芝と同様に暖地型で暑さに強いのがバミューダ芝です。

バミューダ芝も沖縄や九州など温暖な地域でのみ使用されているもの。

バミューダ芝の特徴はベント芝と比べて葉が太く生命力が強いところです。

葉が太めであることからどんなに暑くても踏みつけられても青々としていて傷つきにくいと言われています。

しかし冬の寒さには弱く高麗芝よりも早く枯れてしまいます。

そのため2グリーンがあるゴルフ場では「ベント芝」と「バミューダ芝」の組み合わせを採用するところが増えてきているそうです。

2-4 グリーンの速さ(スティンプ)

よくグリーンで「グリーンが速い・遅い」という言葉を聞くかと思います。

グリーンの速さは「スティンプ」と呼ばれ、スティンプ・メーターとよばれる器具を使って速さを測ります。

スティンプ・メーターは金属レールのような棒状のもので、グリーン上で棒の溝にボールを置きゆっくり持ち上げるとある一定角でボールが自然と動き始めます。

それをグリーンの平坦な場所で数回行い、そのボールが転がった距離の平均値を割り出した数値がスティンプです。

スティンプは数値が大きいほど速いグリーンとされ、それだけボールが転がるということになります。

日本のゴルフ場でのスティンプの平均値はだいたい10フィートと言われています。

3 グリーンキーパーになるための資格とは?

グリーンキーパーになるために必ず取っておかなければならないという資格は特にありません。

しかし「芝草監理技術者」と呼ばれる資格をもっているとかなり有利であると言われています。

この資格は芝生についての講習や筆記試験を受け、面接を経てから取得できるもの。

3級から1級までの3階級に分かれており資格有効期間は3年間あります。

この資格は日本ゴルフ協会(JGA)も公認しているため、グリーンキーパーになりたい方はぜひとも取得しておくと良いでしょう。

その資格を持って芝の管理会社やゴルフ場のコース管理部などに就職すれば、グリーンキーパーの仕事に関われることでしょう。

まとめ

今回はなかなか知る機会の少ないグリーンキーパーの仕事についてご紹介しました。

グリーンキーパーは芝のコンディションを常に保つため、誰よりも労力を注いでくれています。

なかなかお会いすることは少ないかもしれませんが、私たちが快適にプレーできているのはグリーンキーパーのおかげです。

常に感謝の気持ちをもって綺麗にコースを使いたいですね!

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