ゴルフコンペでよく聞く「ドラコン」って何?

皆さんはゴルフでよく聞くドラコンとは何かご存知ですか?

ドラコンとは参加者がドライバーを使用して、どれだけ飛ばせるかを競う「飛距離勝負」のこと。

ゴルファーにとってドライバーの飛距離は、頻繁に会話に出るキーワードですよね。

一般的なゴルフのスコアではなく単純に飛距離を競うドラコンは、ゴルフにあまり自信がない方でも楽しめるゲームなのです。

今回はそんなドラコンについてご紹介していきます。

1 ドラコンとは?

driving-contest-01

そもそもドラコンとは「ドライバーコンテスト」の略称です。

対象ホールにおけるドライバーショットの最長飛距離を競い合うことを、略してドラコンと言います。

ドライバーの飛距離を競い合うものであるため、ゴルフ場で一番長い距離のあるpar5以上のホールで行われることがほとんどです。

つまりドラコンとはプレーヤー全員がドライバーショットを打ち、フェアウェイ内に落ちたボールで最長飛距離を競い合うのがルール。

フェアウェイ以外のラフやバンカーに落ちたもの、OBになってしまった場合は失格となります。

ちなみにこのルールは一般社団法人日本プロドラコン協会(JPDA)によってつくられたもので、このルールがつくられる前は落ちた場所関係なく、単純に飛距離を競い合うだけのものだったそう。

2 ドラコンのルール

ドラコンに参加するにあたってまず押さえておきたいのがルールです。

まずドラコンで気をつけなければいけないのは、フェアウェーをキープすること。

フェアウェーに飛んでいないボールは、どれだけ飛距離が出たとしても対象外となってしまうので注意が必要です。

注意点を踏まえたら次はドラコンの流れを見ていきましょう。

まず始めにドラコンをどのホールで開催するのかが告知されます。一般的にはハーフラウンドで各1ホールずつ、計2ホールで開催されることが多いのがポイント。

そのためスコア上の対象のホールにしるしをつけておくなどして覚えておくと良いでしょう。

次に始めの組み対象ホールになったら、ドラコン用のフラッグを持って順番にティーショットをします。

一番遠くに打った人がフラッグに名前を記入し、着地したボールの横に指して完了です。

2番目の組以降フラッグの位置よりも飛距離を出した場合は名前を記入し、自分のボールの横に指して記録を更新していきましょう。

そしてコンペの最終組が、このフラッグを忘れずに回収したらドラコン終了です。

最後のフラッグにはそのホールで一番飛ばした人の名前が記入されているため、その人は「ドラコン賞」が受け取れるのです。

ちなみにフラッグ以外には、スコアカードを代用する場合もあるため覚えておきましょう。

この一連の流れはニアピンでも適用されるので、覚えておくと安心ですね!

3 ドラコンで使用するギア

ドラコンに参加するためにまず、ドライバーが必要です。

実はドラコンに使用しているドライバーは、一般的なドライバーと同じく48インチのもの。

ドラコン用に別のドライバーを用意する必要はなく、普段自分が使用しているドライバーで参加しましょう。

一方でしなりを利用して速いヘッドスピードを生み出す柔らかめのシャフトは飛距離を重視している方に多く、コントロールを重視している場合は硬めのシャフトといった選び方の基準もあるようです。

好みや状況に応じてドライバーを変えてみるのも、ドラコンの楽しみと言えるでしょう。

4 ドラコン賞とは?

4-1 ドラコン賞

ドラコンというと、ゴルファーなら一番先にイメージするのがコンペでのドラコンではないでしょうか。

友達とのコンペや、会社などのコンペでは必ずと言っていいほど開催されるのがこの「ドラコン」です。

指定されたホールで、一番飛距離を出したプレーヤーに「ドラコン賞」が与えられ、豪華な賞品や賞金がもらえるため、多くのゴルファーが気合を入れて臨むミニゲームです。

しかし公式の審判がいるわけではないため、しっかりとコンペの参加者がルールや飛距離を確認し合うことで、コンペでのドラコンが成り立ちます。

ちなみにプロゴルファーのツアートーナメントなどでも、「ミニコンテスト」として対象ホールが指定され、ドラコンが開催されていることがあります。

対象ホールで最長飛距離を出したゴルファーには賞金などが授与されます。

4-2 「ドラ短賞」を設けるコンペも

ドラコンは最長飛距離を競い合うミニゲームであるとご紹介しましたが、そうすると自ずとパワーヒッターであったりベテランのゴルファーの争いになるのが目に見えてわかるため、ゴルフ初心者にとっては関係のないゲームであると思いがちかと思います。

そうしたことを解決するためにも、最近では「ドラ短賞」と呼ばれるゲームが設けられるパターンもあります。

「ドラ短」とは、ドラコンとは逆に一番飛距離が短かったゴルファーが優勝というもの。

これもドラコンと同じくフェアウェイ上にボールがあることが前提となりますが、スキル関係なく全てのゴルファーが楽しめるように、このようなゲームがあるケースもあるのです。

5 競技としてのドラコン

driving-contest-02

5-1 ドラコンのプロとは

コンペでのミニゲームのドラコンとは別に、競技としてドラコンが開催されていることもあります。

さらにプロゴルファーのようにドラコンにもプロ制度が存在しており、一般社団法人日本プロドラコン協会(JPDA)によってその制度が確立されています。

基本的にコンペでのルールと競技としてのルールにはあまり違いはありません。

しかし基本的なルールに追加して打ったボール8球のうち少なくとも4球はフェアウェイにボールが落ちなければならない、というルールが適用されます。

そのため競技としてドラコンをプレーする際には、飛距離だけでなくショットの正確性も求められるのです。

さらに飛距離を争うからといって長めのドライバーを使うのは基本的にNG。プロのドラコン選手もツアープロと同じ規格内(60度法計測の48インチ以下)のクラブの使用が絶対なのです。

5-2 プロの飛距離は?

競技としても行われるドラコンですが、日本だけでなく世界でもプロ制度や大会が設けられています。

ちなみにプロのドラコン選手の平均飛距離は356ヤード。

これはトップのPGAツアー選手の平均ドライバー飛距離305ヤードを大きく上回っており、いかにプロのドラコンのレベルが高いかがわかります。

そんなドラコンのギネス世界記録として登録されているのが、マイク・オースティン選手が叩き出した516ヤードという記録です。

なんとマイク・オースティン選手は当時64才でこの飛距離を叩き出したというのだから驚き。

一方で日本のドライバー最長飛距離記録保持者は南出仁寛プロです。2013年に432ヤードという記録を立てました。

南出プロはドラコン日本選手権で数々の成績を残している、まさに日本のドラコン王者と言っても過言ではありません。

さらに女子ではツアープロでもある斎藤かおりプロが、2018年に365ヤードという記録を叩き出しました。

男子のアマチュアゴルファーでも300ヤードを超えることは難しいと言われているのが現実。

しかし斎藤プロは男子顔負けの飛ばし屋としてこの記録を打ち立てたのです。

まとめ

今回はコンペで必ずといっていいほど開催されるドラコンについてご紹介しました。

ゴルフ初心者の方はドラコンの仕組みや流れを知ることでで当日スムーズに、そしてより楽しめるのではないでしょうか?

パワーヒッターが強いとされているドラコンですがパワーやショットの正確性が必要なだけでなく、その一球にかけるという精神面、メンタルもとても重要なポイントとなります。

スキルだけでなくメンタルもしっかりと鍛えたら、あなたにもドラコン王になる可能性は少なからずあるかも?!

関連記事